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全日本ラリー選手権参戦レポート

東日本ラリー選手権
第2戦 第26回どんぐりサマーナイトラリー2006

ナビゲーター参戦レポート

第26回どんぐりサマーナイトラリー2006

華麗なるムーンサルトを繰り出した福島から2週間。心と体の傷も癒えぬまま、秋田(というより青森)、どんぐりサマーナイトラリーに向かいました。
「また出るの?懲りないねえ」
「あ、リタイヤの女王って証明しにいくんだ!」
と心ない人々のそしりを背中に受けながら、『絶対完走してやる!!』と私の心は熱く燃えるのでした・・。
と言えたら良いのですが、内心は「またリタイヤしたらどうしよう。しかも秋田というよりほぼ青森らしいし、こんな遠くでリタイヤしたらダメージが・・・」とかなりの弱気です。
移動中の車の中でそんな心中を吐露してみると上原さんは、
「リタイヤしたらお前のせいになるだけだしな!俺は気楽だ~!」
とかなり余裕。ひどいよそんなの!!だって、上原さんと一緒に組んでたって、完走率高かった頃だってあったじゃんよ!
「ひどくないそれ?ひっそりと生きてきた私をキワモノナビにした責任を少しは感じたら?大体私は、単体ではそうクセのない、ただの普通のバカナビだと思うよ?」
「まあ、そうだな。俺と一緒にいるとあれだ。ほら、お互いのバカが合わさってな」
「バカオーラが増す?」
「そうそう、相乗効果でな!」
「ぎゃははははは!!バカの相乗効果!!」
こんなんで喜んで笑ってるからだめなんだ私は。少しは自分のことを真剣に考えねば。
大体、上原さんがちょっと1戦完走したくらいでクラッシャーの名誉称号から簡単に解放されて、今までひっそりと生きてきた私がたった1回のムーンサルトで、なんで急にこんな扱いを受けねばならぬのか。
絶対理不尽だ。今日は絶対に完走せねば!!
久しぶりにものすごいプレッシャーです(汗)

今回の会場は、秋田というよりほぼ青森。移動がなによりハードです。北上で1泊し、早朝にラリー会場まで移動。そしてそのままレキ。ゆったりとした全日本のスケジュールに慣れてしまった私には辛すぎるスケジュールです。
真夏のような日差しの中、レキを済ませてスタートを待ちます。腕には職人級のナビ日焼け(左腕のみの日焼け)。そしてすでに体力はかなり消耗気味。今日は体力勝負になりそうです。

【Section1】
まずは同じ林道2本を使いまわし、計4本のSSを走ります。いずれも距離は短く、大きな差をつけるのは難しそうですが、浮き砂利が気になるコース。うちはゼッケン9なので、あらかた浮き砂利は片付いていると思いますが・・・どうかな?

【SS1:約3.2km】
何年、何回ラリーに出続けても、最初のSSを走りきるまではものすごく緊張します。特に今回は汚名返上という大きな目標があるためか、いつもよりかなり緊張気味。
「うう・・・緊張するね」
「そうか?俺はスタートしたら後はもう平気だ」
ああ、いいわね。あなたって人は本当に・・・。じゃあ私だけ緊張してスタートか。ふう。
「10秒前・・・・5・・4・・3・・2・・1・・スタート!70、5R、30、4.5L・・!」
ターボの効いたエボ3に乗るのは久しぶりですが、これってこんなに加速したっけ?ってくらいにスピードに乗るのが早い。っていうかですね・・・・怖いんですけど(笑)!!
エボはまるでスキーをするように、右に左にリアを振りながら滑り落ちてゆきます。まるで地に足がついてる感覚がない。ひたすら滑ってる。こんな状態でノートの遅れやミスがあったら、それは即クラッシュに結びつきます。こりゃ責任重大だわ。今更ながら自分の役目に恐れおののく私。
1発目のブレーキが効きにくいと上原さんが言っていたのを思い出し、長いストレートの後、スピードの乗っている状態でのコーナーでは、常に「ブレーキ注意!!」と叫びます。ああ、この私がブレーキを喚起するナビゲーションをするなんて。ちょっと衝撃。

なんとか無事にゴール通過。
「ゴール!!ああ、こえーーー!!まじ怖かったよ!!」
これが私の第一声。こんなに怖いSSは、本当に久しぶりでした(笑)
気になるゼッケン1の田島選手のタイムは23秒。うちは17秒5。よし!!
「じゃあ、ベストは?」
「大丈夫、おたくがベストです!!」
「やった!!」

【SS2:約3.0km】
普通ならそろそろ緊張もやわらいでくるはずのSS2。しかしさっきのベストで余計緊張が増してきた。
「実はさ・・・私今、すごい悩んでるのよね」
「なんだ?」
「さっきのSS、全然前向いてなかったやん?めちゃくちゃ怖かったよね。ブレーキに不安もあるし、普通なら、ちょっと抑えていこうか、ってなことを言うべきやと思うんよ。」
「まあな、そうだろうな」
「でもね、ほら、さっきさ、ほら、あのう・・・アレ取っちゃったじゃん?」
「アレってベストか?」
「そう、そうなるとさ、こう・・・ほら、またアレを取りに行きたくなっちゃうじゃん?」
「ああ・・・まあな(笑)」
「でもほら、今回無理にサービスに入れてもらったしさ、絶対リタイヤするわけにはいかんしさ、でもアレはほしいというか・・・でも絶対に口に出しちゃいけないというか・・・・ほら、ね」
「お前、余程前回のリタイヤが効いてるな(笑)」

しかしアレです。アレの魅力には何にも抗しがたい魅力があるのです。
私たちは、『あえて口に出さずにアレを取りに行く』という作戦に出ました(笑)そんな作戦に意味があるのかどうか分かりませんが(笑)

「じゃあまあ、いつものリズムでね・・・・3・・2・・・1・・スタート!!」
相変わらず滑るように走っていくエボ。こりゃたまらん。面白いけどめちゃ怖い!!
途中で右リアが落ちますが、そんなことお構いなしに滑ってゆきます。
とにかくノートを読み続ける私。とにかくハンドルを回しまくる上原さん。もう何がなんだか分からないままにゴール(笑)!
「ぶはー、ここもまた怖かった・・・ベストは何秒ですかっ!?」
「すいません、まだ分かりません!前ゼッケンが速かったかな、8秒でした」
「そう・・・ありがとうございます!」
……って、あれ?うち2秒なんだけど・・・またベストか(嬉)!?

【SS3:約3.2km(SS1と同じ)】
さて、どうしよう。
上原さんが下りのダートが速いのは知ってはいたけど、前回はNA状態だったし、去年もリタイヤばかりだったので、久々の『勝利の予感』です。
上原さんと話し合い、SS3と4は抑えて走り、今までのマージンを使おう、ということになりました。私たちにしては珍しい大人の作戦です。
マージンもあるし、余程のことがない限り、他ゼッケンに大きく負けることはないだろう、と・・・。
そう、余程のことがない限り・・・・。
しかし、私たちに「余程」がないことなんてあるでしょうか!?そう、私たちが甘かった。

スタート後、エボは相変わらず右に左に向いてはいますが、先ほどまでの危うさは少しおさまった感じ。
うん、これなら大丈夫かな・・・と思った時。
「50、ロング5L下りダブルコーション アンド3Rアンド・・・!」
うねるように下る3R、エボはそのままの勢いでアウト側に出ていきます。あれ!?なんで!?
次の瞬間、エボは勢いよく左フロントから落ちました。
「もうだめだ、終わった・・」
ハンドルから手をおろす上原さん。え!?なんで?レキのときに、「ここってU字溝じゃないよな、掘ってあるだけだよな」って何度も言ってたのは上原さんよ?「U字溝じゃないなら出られるからな~」って言ってたじゃない!?出られるよ、絶対!!
「出られん?だめ?戻せない!?」
ハンドルに手を戻し、少しバックした後、一気に1速でアクセルを煽る。大丈夫、出られる!絶対に!!
エボは土をかきながら溝の中を走り始めました。
「戻してっ!道に戻せっ!がんばれ、この後ストレート70! 戻れーーー!!
ガガガガガ!!戻った!!よし!!走れる、いける!!
「70、ロング5から4R、20・・・!」
どれくらいくらっただろう。マージンなんか余裕で吐き出しきったに違いない。でもいい、走れてるんだからこれからだ!!まだまだゴールまではある!!

なんとかゴールまでたどり着くも、タイムは29秒1。さっきは17秒だったのに・・・。
「ゼッケン1は?」
「19秒でした!」
ぐあ。もうマージン吐き出した。なんという見事な展開。しかしそれより気になるのはエボの状態。
しかしSS4までの移動ではゆっくり見る時間もなく、そのままSSスタートに並びます。

【SS4:約3.2km】
心の中は焦りと不安でいっぱいです。とにかくこのSSを走りきらなければサービスにも行けない。バーストや足の不調はないようだけど、警告音がピーピー鳴りっぱなしだ。
「それ何の音?」
「水温が下がらない・・・」
「ええ?」
「あと、パワステが・・・重い・・・。」
きたか。この展開。数年前の大分を思い出します。ってことは、ファンベルトか・・・確かあのときは結局リタイヤしたんだった。
「走れる?」「なんとかな。分からんけど」
ああ、神様・・・・どうかSSゴールまで行けますように。

とにかくこのSSは必死でした。上原さんも私も一杯一杯。がんばれ・・・がんばれ!!お願い、ゴールまでがんばって、エボ3!!無我夢中で走り、なんとかSSゴールにたどり着きました。
「ゼッケン1のタイムはっ!?」
「5秒8ですね」
うちは18秒8・・・・完全にひっくり返ったか。しかしそんなことよりエボの状態だ。勝ち負けの前にリタイヤの危機だ!!気が付くとラリコンは落ち、ナビランプも暗く・・・そういや、SS4の途中からものすごくノートが見づらくなったんだった。そうか、これは確実にファンベルト逝ったな・・・。

ライトもほとんど真っ暗な状態になり、警告音も鳴らなくなりました。水温はもう表示すらしていません。次のマップまでは15kmだったはずだけど、ラリコンが落ちてしまっては残りの距離すら分かりません。ようやく見覚えのある場所に出ました。確かここは・・・7km地点だったはず。遠い。
とりあえずサービスに状況報告は入れましたが、ベルトのスペアが見つからなければリタイヤするしかありません。どうかベルトが見つかりますように・・・どうか他のトラブルがありませんように・・・っていうか、どうかサービスに着くまで赤信号になりませんように!!今止まったら、もうエンジンかからないよ!!

祈りが通じたのか、エボはエンジン停止することなくサービスまで辿り着きました。ボンネットを開け、中を見てくれるサービス隊長。私は急いで再スタート時間を確認して、オフィシャルに提出する整備申告書を書く。
「あの、整備申告書にはファンベルト修理だけでいいでしょうか?他にも問題ありそうですか?」
「いや、ベルトだけかな・・・。で、え?リタイヤするんでしょ?」
「え?いや、ベルトが見つかれば・・それで直れば・・・走り・・たいです・・・あのう・・無理ですか?」
「むう・・・・」
しかし親切にもスペアのベルトを下さる方が見つかり、サービス隊の皆さんのおかげでなんとかエボは復活!
それにしても、今回は無理矢理オマケとしてサービスに入れてもらったのに、結局一番手間をかけてしまった上原号。サービスの皆さん、本当にありがとうございます&ごめんなさい。そして、スペアベルトをくださった小舘さん、ありがとうございました!!

「こんなに長いサービス時間、どうすんの~。さっさと2ステスタートして、さっさとゴールしたーい!」
などと言っておりましたが、今回のこの長いサービス時間のおかげで、エボは復活しました(笑)
大丈夫、風は私たちに向いてるってことだ。よし!!2ステもがんばって絶対完走するぞ!!
皆さん、あきらめの悪いクルーで毎回ご迷惑をおかけします(汗)

【Section2】
サービスの間に出しておいた中間成績は以下のとおり。
1. ゼッケン8 藤生/福村組  減点775.5
2.      3 今井/森 組    777.8
3.      1 田島/べんどう組  778.0
4.      7 石黒/吉武組    779.4
5.      9 上原/飯田組    787.8
6.      6 土屋/黒崎組    788.4
トップとは13秒差をつけられていますが、後半は距離もあるし、ひっくり返せないことはないはず。
しかし、なんだか車内は重苦しいムード。上原さんも私も、ずっと無言です。
「あのさー。」
「ん?」
「・・・・落ちない走りって、どうやんだろな」
「んー・・・私も同じこと考えてた(笑)」
そうなんです。あれだけ皆さんに迷惑をかけて、ここで刺さってリタイヤなんかしたら、もう会わせる顔がありません。でも、この差はひっくり返せない差じゃない。ひっくり返したい、でもそうするとリスクがどうしても発生してしまう・・・・でもこうして悩んで走ることが一番危険です。
「いつものように走ろう!」そう決めて、SSスタートに並びました。

【SS5:約2.9km】
ここは距離が短く、無我夢中で走っているうちにゴール。
とりあえず、無事にゴールまではきた・・・。
「ゼッケン1は何秒でした!?」
「1は・・・14秒!」
うそ・・・全然差を縮められてない。これじゃだめなのか。2本目は田島さんも詰めてくるはずだから、1本目でどれだけ縮められるかが大事なのに。これは・・・思ったよりきついかも。

【SS6:約4.5km】
ここは今回のラリーで一番のロング。距離が短いSSが多いと、1本1本であまり差がつきません。今の私たちのように追い上げる立場だと、この比較的長いSSが勝負どころとなります。
スタート前に、今から走るSSについての説明や確認をお互いにするのですが、そのときに「前半のハイスピードセクションがキモだな」ということになっていました。
つまり、ここでスピードに乗せるためには、上原さんが道をイメージしやすいようにノートを読むことが大切になります。うむむ・・・がんばらねば。

「がんばっていきましょう!10秒前・・・3・・2・・・1・・スタート! 60、4R、20、4L・・!」
いよいよハイスピードセクションです。上原さんが無駄にアクセルを抜かなくていいよう、せっかく乗せたスピードを殺してしまわないよう、ノートを読み上げます。
「60、5L、40、4R、40・・・!」
4Rのコーナーに入って、私が次のノートを読むために頭を下げたとたん、何かに突き上げられるようにしてエボはそのままアウトで飛んでいきました。
「なっ・・・なに!?」
エボの左側は道から落ちています。「くっそー!なんだこれ!」隣から上原さんの声が聞こえます。
「いける!!まだいける!!戻して!!踏んで!!戻せーーーーーっ!!」
上原さんがアクセルを踏み込み、エボはガラガラと音をたてながら道に戻ります。
「大丈夫、いける、いける!!4.5L、40、クレスト50・・・!」
エボはまだ走れるようだけど、ダメージがないかどうかはまだ分からない。確実なのは、これでまた秒差が開いた・・・!!くっそー!悔しい!!
エボは轍からはじかれながら走ってゆきます。なんだか非常に走りにくそう。上原さんを見ると、ハンドルを回しまくっています。エボは右に左にリアを振りながら、時々道から外れながら走ります。
その度に「戻してっ!戻せーーっ!!がんばれ!!」と叫ぶ私。がんばれ上原さん!!あと少し!!
「ゴール!!はぁはぁ・・ゼッケン1は何秒!?」
「39秒1ですね」
「ベストは?」
「ゼッケン6、36秒です」
う、うちは・・・・45秒。
4.5kmでベストから9秒も遅れてしまった。
この事実が私たちに重くのしかかります。ひっくり返すどころか、追いつくのも難しい状況になってしまった。
他のゼッケンのタイムがまだ分からないけど、6位入賞すらあやういのは確実でしょう。

次のSSプールで時間があるので、他クルーと集計を行います。
ナビが集まっているところに歩いていくと、「来たな、台風の目!!」と言われます(笑)
「上原さんのSSタイム、さっきのSS5から教えてください」
「じゃーいきます。SS5、13秒8。」
「うおー、やっぱりベストかあ!!」
「やっぱり上原さんやるなあ」
「次。45秒5・・・・」
「ぶっ(笑)。ま、また何かやったんですね!?」
「ええ・・・まあ、ちょっと・・・・道の外側に何があるか見にいっちゃいまして・・・」
「まったく上原さんは読めねーなー!マークしていいんだか悪いんだか分かんねえよ!!」
言われ放題です(笑)

SS2本を残しての、ここまでの中間順位。
1. ゼッケン1 田島/べんどう組 減点1251.8
2.      8 藤生/福村組     1255.0
3.      3 今井/森 組     1255.3
4.      7 石黒/吉武組     1259.2
5.      6 土屋/黒崎組     1259.2
6.      9 上原/飯田組     1267.1

ぬおー!なんかめちゃくちゃ水際じゃん!!
「5位まで8秒もあるのかよ!!無理だなこれは。現状維持か?」
「そんなことないよ、だって残りSSは2.9+4.5あるんよ。ってことは・・・キロ1秒ちょいやん!」
「えー」
「いけるって!さっきの2本も、いつものリズムといつもの走りでいけば絶対まだタイムでると思うよ?
差は結構あるけどさ、今までのSSタイムから考えたら絶対いけるやん!刺さらなければ・・」
「そうだな!」
「大丈夫、いつもどおりでいけばいけます!!・・多分・・・刺さらなければ・・」
よし!!作戦は決まり!!
私たちはイケイケs。いつだって攻めの姿勢が大事なのよ!!多分。

【SS7:約2.9km(SS5と同じ)】
「ダイジョブダイジョブ。いつもの走りをすればダイジョブ・・・」
呪文のようにとなえながら、スタート!!
「80、6R、30、ブレーキ注意!! 2.5L・・・!」
素晴らしい、素晴らしい走り。いつものリズムになってる!!やっぱこれが上原さんよ!!
ノートを読む私も楽しくなってくる。ものすごい緊張感と高揚感!!
これよ!!これがラリーの楽しさなのよー!!
ゴール!!
「ぜえぜえ・・よっしゃ、10秒!!さっきより3秒縮めてる!!ゼッケン7は何秒!?」
「ゼッケン7は・・18秒です!」
「よっしゃーーー!!8秒差を埋めたよ!!2台と並んだ!!」
「よっし!!」

今更のようにノッてきたイケイケs。しかしSSはあと1本しかありません。

【SS8:約4.5km(SS6と同じ)】
先ほど飛んでった4Rは3.5Rに修正し、準備万端。後はいつもどおり走るだけ。
「さー、最後のSS!いつもどおりで頑張っていきましょ!3・・・2・・1・・スタート!!」
ここも素晴らしい走り!!リズム良く、エボは滑るように走っていきます。自分のリズムで走ってさえいれば、どんなにリアが流れようとも絶対に道に戻れるのです。多分。
や、やった!!ゴール!!
「やったーー!!ゴールした!!これで諸さん(サービス隊長)に怒られないよ!!良かったあ・・・」
オマケでサービスに入れてもらった私たち。そのくせ、一番面倒なサービスをお願いしてしまって、リタイヤなんかしたらもう二度とサービスお願いできなくなってしまう!!というのが今日の私の一番の心配事だったのでした(笑)

「あっ、そうだ!ゼッケン7は何秒でした?」
「38秒でしたよ」
「うちは・・・38秒2!?」
ううむ。コンマ以下がシビアだ。もしかしたら勝ててないかも・・・・

急いでゴール会場に戻り、他ゼッケンの総減点を聞くと・・・あら?あらら?もしかして、もしかして、3位!?
「上原さん、もしかしたら3位かもよ」
「お!!まじか!!」
「いや、ちょっと待って、もっかい検算する・・・うん、多分・・3位かも」
やったーー!!
今回は本当に、自分たちの力だけじゃなく、小舘さんたち、サービスの皆さんのおかげでゴールできました。
入賞どころか完走すら無理だったのに、皆さんのおかげで楽しく走ってゴールできました。本当にありがとうございました!

実は私、3年前の北海道での優勝以来の入賞です。なんと長い日々だったのでしょう。
ダンナからは「せっかくラリー行くならさあ、賞品くらいお土産に持って帰ってきてよ。もう俺のTシャツどれもビロビロだよ」と言われ、そういや一体いつから賞品をもらわなくなったのだろうと計算したら、なんと3年前だったのです(涙)
今回の賞品はTシャツ、タオル、そして豚肉!!
イイダ家の食糧難は、久しぶりに回避されそうです(喜)

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