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全日本ラリー選手権参戦レポート

東日本ラリー選手権
第5戦 第19回南アルプスレイクサイドラリー 2006

ドライバー参戦レポート

2006.9.9-10 第19回南アルプスレイクサイドラリー 2006
場所:長野県下伊那郡阿南町&天竜村  距離:150km  
天気:晴れ&曇り  路面:鋪装ドライ(一部ウェット) 

2ヶ月ぶりのラリーです。いよいよ2006年シーズンも後半戦を迎えました。東日本選手権は、今回のAZULが主催する南アルプスレイクサイドラリーとTR-8主催の八子ヶ峰ラリーの2戦を残すのみ。今回のラリーがシリーズの行方に大きな影響を与えるのは言うまでもありません。まあ、私はシリーズのポイント的には全く蚊帳の外ですが・・・
前回のりんどうのラリーでエボ3はエンジンが壊れたまま・・・現在中古のエンジンを探して載せ替えを検討中。要するにまだ動きません。仕方ないので今回は全日本用のエボ7で参戦です。
さて、ラリーは今年初めて下伊那郡阿南町をスタート&ゴールとするラリーになったそうです。事前に地元の新聞でも紹介されたらしく、スタート前からスタート会場に家族連れが来て写真を撮ったり・・・全日本戦みたいな雰囲気でした。
レキは土曜日の朝から行いましたが、SS1&2は普通の林道といった印象でしたが、SS3はゴール手前に土がてんこ盛りで・・・トリプルコーション!!!SS4は路肩が崩れている所あり、コーナー出口に土が敷き詰められている所あり・・・ダブルコーションとトリプルコーションが数カ所・・・
SS5なんかスタートから簡易舗装の急な上り。日陰の路面には前日の雨の影響でウェット路面。さらにはご丁寧に路面に苔まで生えてスリップを助長していました。途中には両側から草が道路の真ん中まで出てきて、先が見えない区間や、行けそうな高速コーナーの路面には砂が敷き詰められていたり・・・・この林道をSSにした主催者は、完走をして欲しくないと思っているに違いない!などと考えてしまいました。第1ステージ、第2ステージと全く同じ道を2周する設定です。
ただでさえ舗装のラリーは苦手気分でいっぱいなのに、舗装で乗ったことのないエボ7、超々スリッパリーな路面・・・スタート前にすでに戦意喪失しました。
今日は完走印だけを目指して走ろうっと。

第1ステージ
夕方18時。いよいよラリーがスタートしました。なんとSS1に行くまでの沿道に地元の人々が出てきて手を振っています。こりゃ全日本のひえつきラリーでしか見たことのない風景だぞ! 子供達も声援をしてくれます。SS1手前の橋の両側に人だかりが出来ていました。「がんばれー」「おお!この車格好良い~!」(後で聞いたところによるとみんな言われたらしい・・・)この歓迎ムードに、スタート前の戦意喪失などすっかり忘れて、やる気全開モードになりました。我ながら、た、単純・・・

SS1 5.2km (舗装、一部簡易舗装、上り&フラット&下り)
さあ、初のエボ7舗装デビューです。細くツイスティー&スリッパリーな路面をどんどんエボ7は抜けていきます。おお、こりゃ結構走りやすいや。エボ3では中低速コーナーからの立ち上がりが遅い・・・特に上りでは話にならないくらい遅かったのが、エボ7は何事もなかったように加速していくのです。心配していたアンダー現象もナビ夫の飯田君の絶妙な空気圧セッティングにより全く気になりません。とにかくどれくらいの走りをすれば、どれくらいのタイムが出るのかさっぱりわからない中で、安全マージンを適度に取りつつ走り抜けました。
「4分49秒。ベストです」 
おおっ!あの安全な走りでベストか?
「2番手は何秒ですか?」「え~っと54秒」
ええ~?しかも5秒も離しているのか?
まだまだ行けそうな可能性を秘めたエボ7です・・・

SS2 6.2km (舗装、フラット&下り)
だんだん調子に乗ってきました。ここも普通の林道に近い道なので踏んで行こうっと。スタート後しばらく行ったあたりに見覚えのあるエボ7が停まっていました。現在シリーズリーダーのゼッケン1番今井選手のランサーです。さらに下りに入ると青いランサーが反対を向いて道脇に張り付いています。ゼッケン5番平林選手です。私は無事にゴールましましたが、すでにSS2で2台もリタイヤ・・・こりゃサバイバルラリーだな。。。
タイムは6分54秒。またまたベストです。2番手を3秒離しています。単純に計算してもすでに最低でも8秒離してトップにいます。これならSS3を無難に走って、SS4&5は短いので抑えた走りでも逆転はされないでしょう。

SS3 1.5km (舗装、下り)
ここは最後に土が出ているので要注意です。無難な走り&最後の土はべた落とし・・・タイムはベストに2秒落ちの1分28秒でした。まあ計算通り。OK、OK。

SS4 2.2km(さらに0.5km短縮) (舗装、フラット)
細く、タイトコーナーが多く、スリッパリーな道・・・しかも路肩崩れ、土!さすがに主催者も後悔したのか、SS距離は500m短くなり、路肩崩れの部分の手前で終わっていました。危険箇所はべたべた落としで走りました。でも距離が短かったせいで2秒しか負けずにすみました。1分52秒でした。

SS5 2.4km (舗装、上り&下り)
スタートから簡易舗装の急な上り。上りはほとんどウェットで、薄く土がのったような超スリッパリーな路面です。途中から下りになり、すぐに両側から草が道を覆っている区間・・・その先左タイトコーナーでリアが滑りました。その先もタイトコーナー毎にリアが出ようとしますが、まあ、私にとってはアンダーよりオーバーセッティングの方がコントロールしやすい。ゴールすると、ここもベストに2秒落ちの2分49秒でした。

さあ、8秒勝っている状態から2秒負けが3本続いたので、最低でも2秒差でトップのはず。
サービス地点でナビ姫が他のクルーの成績を聞いてきました。その結果・・・
1. 上原/飯田   減点1012点
2. 石黒/吉武      1018
3. 日比/盛合      1019
4. 斉藤/神作      1021
5. 田島/ベンチャン   1023

第2ステージ
ここからは第1ステージと全く同じコースを周回します。単純に考えれば私が優勝できるはず・・・でもそんなに甘くはないか。でも金メダルもらえたら、3年ぶり・・・前は全日本の北海道で大庭選手に走り勝ったときでした。思えば今年のエボ7を大庭さんから買えたのもあの時の勝利がきっかけでした。

SS6 5.2km (舗装、一部簡易舗装、上り&フラット&下り:SS1と同じ)
さっき5秒離したSSです。よ~し、今度も頑張るぞ!
スタート後からドライバーとしてはさっきよりアクセルを踏んでいた気がします。ただ、ナビ姫とのコンビネーションが少しずれて、タイトコーナーの進入でミスったり、4速まで入るはずだった直線を3速全開で行ってしまったり・・・結局タイムを落として、6分53秒。ベストに1秒落ちでした。でもまだ5秒ある・・まだまだ。

SS7  6.2km(さらに500m短縮) (舗装、フラット&下り:SS2と同じ)
SS7のスタート前にちょっと良からぬことを考えてしまいました。残りはSS4本。差は5秒。残りの4本のうち1本でもベストを取れば、残り3本で6秒以上は結構プレッシャーになるはず・・・。ベストを取るならこのSSしかない!他はリスキーだし・・と考えているうちに、5,4,3,とカウントダウンが・・・。
行くか!
踏みました。かなり本気で・・・おかげで3速でドリフトアウトしかけるし、側溝にフロントタイヤを落とすし、ガードレールに接触するし・・・それでもがむしゃらに踏みました。かなりリスキーでしたが、やりました!ベストタイム。4分57秒。自分より前のゼッケンには最低5秒離しています。つまり、この時点で13秒以上の差を付けてトップです。俄然優勝の2文字が近づいてきました。

SS8 1.5km (舗装、下り:SS3と同じ)
すでに3番手の日比/盛合組にはSS6&7で10秒、13秒の差を付けました。ここからはもう石黒選手との差だけを考えて走ることにしました。
このSSは最後の土だけを注意すれば大丈夫なはず。もう無理をする必要はありません。今日のラリーの勝負はおおかた着いたはず!勝利の女神は久しぶりに私に微笑もうとしている!
結構抑えた走りをしました。安全に、安全に。さっきよりさらに2秒落ちました。ベストには4秒負けています。
「ところでベスト誰?」
「4と6です」
やっぱり石黒選手か。でもまだ9秒ある。OK、OK。

SS9 2.2km(さらに0.5km短縮) (舗装、フラット:SS4と同じ)
SS8はちょっと負けすぎたようでした。少しさが付かないように・・・ここは1回目より1秒タイムアップ。ベストには2秒負けの1分51秒。まだ7秒のマージンを持って最終SSに臨みます。

SS10  2.4km (舗装、上り&下り:SS5と同じ)
あと2.4kmで7秒は負けないでしょう。キロ3秒まで大丈夫だし・・・安全第1で完走すればきっと優勝は手の中に・・・
スリッパリーな上りはべた抑えしました。下りに入って少し踏みましたが、さっきのようにリアが出そうになることもなく、無難に走りました。
タイムは2分54秒。さっきより5秒も遅れましたが・・・
「ゼッケン4番何秒でした?」
「48秒」
「おお~、6秒も負けた!危なね~!」「でも勝ったもんね~」「他のクルーはどうなのよ?」「石黒選手と大差ないだろ?」

ゴールに向かいながらも、こんなにうまく事が運んだラリーは記憶にないぞ!と思い、まだ何かがあるような嫌な予感はありました・・・2人共に。
ゴール地点に着き、まず石黒/吉武組に聞きに行きました。どうやら4秒勝ったようです。ほっ・・・
「そういえばさ~、ゼッケン6番もベスト出してたよね」「聞いてくるか」
そしてナビ姫は満面の笑みを浮かべつつ戻ってきました。ふう・・勝てたようだな。
「あのね、ゼッケン6番は2ステ953らしいのよ。私たちは965。本当なら逆転されたかも・・・」
おいおい、マジかよ?確かに最終SS はかなり抑えすぎたけど・・・

やはりマジでした。しかも最終SSだけで11秒も負けたのでした。ぎりぎりのところで勝利の女神はゼッケン6番、斉藤/神作組に連れ去られたのでした。誘拐だ~!!!!

1. 斉藤/神作   減点1974点

2. 上原/飯田      1977

3. 石黒/吉武      1979
4. 田島/ベンチャン   1998
5. 日比/盛合      1999
6. 村山/吉澤      2001

とまあ、負けはしたのですが、初めてのエボ7での舗装、リスキーな路面にしては完走印がひとつ増えたことを感謝、感謝!これでインターライセンスまであと1つ完走すればOKだ!
次は全日本最終戦、ハイランドマスターズの予定です。

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