2002年10月26日(土)~10月27日(日)
長野県茅野市&望月町周辺約200km(SS:オールダート路面、ハイアベレージ区間:舗装&ダート路面)
タイムスケジュール:
第1セクション・・・・26日18時00分スタート SS4本 ハイアベ 2本
第2セクション・・・・26日22時00分スタート SS2本 ハイアベ 3本
→ 合計SS6本(約15km)
天候:雨&霧のち晴れ
路面:ウェット
来週にミラージュで戦う大分での最終戦を控えて、久々のFFの練習とマシンの調整を兼ねて関東戦に出場してきました。舞台は長野県の蓼科高原。八子ヶ峰ホテルをスタート&ゴールにする八子ヶ峰ラリーです。このラリーは毎年、ダートのSSを力一杯走らせるので有名です。なんでも関東戦というタイトルは今年で終わるそうで・・・なるほど参加者も少ない。東京シリーズと併催で、こっちは26台とそこそこ集まっているのに、関東戦はわずか13台。私の出場したBクラスは7台のみ。これは、全日本常連としては優勝して帰らないと笑われるなあ・・・
スタート前 関越自動車道から圏央自動車道へ。終点の日の出インターで下りて一般道を八王子インターへ行き、中央自動車道を諏訪インターまで走ります。日の出インター出口・・・バキッツ!・・・????????あれ?LSDが利かない?あれ?あれ? なんとスタート前にLSDが壊れてしまいました!今更どうしようもないのでそのままスタート地点へ。ダートSSなのに、こりゃやばいかな?
エントラントリストを見ると・・・私はゼッケン10番。げげっ!ゼッケン9に金井選手がいる!金井選手は8年前、まだ私が全日本に出始めた頃、全日本シリーズ2位になった人です。マジ??
今回のラリーはSSは2本のダートの林道を3回ずつ走ります。ハイアベはダート&舗装&ダートのミックス林道が2回、別のダート&舗装&ダートが1回、舗装の林道2ヶ所を1回ずつ。しかもスタート前に突然の大雨!雨の舗装で慣れないFF。あ~あ、嫌だ、嫌だ。
なんと2kmの間に、土盛りのジャンピングスポット(?)が10ヶ所以上出てきます。ジャンピングスポットと書けば格好良いのですが、単なるでかいギャップ。スタート後200mで『グワッシャン!!』 いきなり壊れたかと思うほどの衝撃。その後も、ガッシャン、ガッシャン言わせながらゴール。ひでえ道。。。。やっぱりベストは金井選手。私は2番手で6秒も負けています。
前2/3は超ハイスピードの良好ダート。後1/3は石ゴロゴロダートです。SS1から2への移動区間・・なんかステアリングが重い・・・。どうもパワステがいかれたかな??ひえつきの再現だあ。。。はっきり言って無茶苦茶踏みました!重ステ&LSDなしで浮き砂利ダートを3速全開!ナビには黙ってますが140km/h出てました。。。。。ベストタイムでした。金井選手には4秒勝ちました。よし!
初めはヌタヌタダート。途中、ナビ側が道から外れて斜面をずり落ち始めました。あ~、やべえ!ステアリングは右いっぱい、アクセルは全開!の、のぼれえ・・!何とか上がったあ。舗装に入ると、ステアリングの重さが身にしみます。グオ~ッ!!!最後はまたダート。ここはフラットで広く、良好ダートです。ゴール!金井選手とは同秒でした。
スタート後3つめの右コーナー。ブレーキでリアが出ない!ステアリング重い!完全に対応が遅れました。コースアウト!左フロントタイヤが斜面に落ちています。バックギアに入れ、アクセルオン。ウイ~ン・・・。少しずつ下がってはいますが、なかなか路面に食いつきません。20秒ほど経過したでしょうか?ガガッ!という音とともに出ました!『行けるっ!』ナビ姫が叫びます。再スタート。すぐに舗装に入りました。きっとドライだったら面白い舗装なんだろうなあ・・と思いながら、微妙にリアが出ようとするのを抑えながら丁寧に走行します。ダートに入ればすぐゴール。やっぱり金井選手には22秒も遅れました。
さあ、22秒を取り戻さねば・・。スタート後、快調に走行。しか~し!右直角コーナー、またまたブレーキでリアが出ない。ステアリング遅れる。左前からコースアウト。。。。。 今度はすぐバックで復帰できました。後半のハイスピード部分は頑張りましたが取り戻せず、結局金井選手に9秒負け。
またまたジャンプの連続・・・というか破壊しながら走っているような・・・。大丈夫かな??この遠慮が祟ってか、金井選手に9秒も負けました。こりゃだめだ。降参! 第1ステージ終了です。一応2位ではありますが、トップ金井選手には30秒以上も負けています。もう今日は2位狙いでしょう・・・。
このラリーは私のナビ姫夫婦がナビ対決しています。夫はゼッケン11の加納選手のナビで出場しています。こりゃラリーの名を借りた夫婦喧嘩だな??でもゼッケン11番のクルーは2人とも余裕が全くなさそう・・。なんか話しかけるのも怖いぞ!
ここの下りはリズムが合うみたいで、良い走りができます。またまたナビ姫には内緒の145km/h 。ゴールすれば金井選手に3秒勝ちのベスト!オッケー!
ダートはSSの続きで調子良く攻めました。が・・・舗装に入ると、なんじゃ?こりゃ??ハイアベ1でランサーやインプレッサなどのハイパワー4駆が走ったためか、舗装路面に土が出されて、舗装かダートかわからない状態です。滑る、滑る。暴れるマシンを抑えながらも進みます。右タイトコーナーの後の直線、マシンが右の斜面の草むらに落ち始めました。重ステを目一杯左に切り、アクセル全開。マシンは斜面に両後輪を落としながら、斜めに進んでいきます。さすがFF。両前輪が道に残っていれば進む進む。次第に道に復活!ダートに入り、2つ目の右コーナーでした。またまたまた、ブレーキでリアが出ない!!そのまま真っ直ぐ正面の立木にクラッシュ!!結構な衝撃があったので『これで終わったか??』と思いながらバックギアへ。『ん?』普通に下がります。そのまま再スタート。やっぱり金井選手には13秒負けました。
ここの下りは一部簡易舗装路で無茶苦茶滑りそう・・。『本番は来週、本番は来週』と念仏のように唱えながら、安全に走りました。金井選手の8秒負け。
スタート後しばらく3速で行くような緩やかなコーナーが連続。途中からハイアベ1&3の舗装路につながります。前半はまずまずでしたが、先程走った後半の道は舗装の上にダートが乗っかってる状態のまま。これまた無難に走って4秒負け。
最後の最後にジャンプ大会です。さすがに2回走行した後で、少し荒れています。タイヤが十分に路面を捕まえきれず、なかなか進みません。ドラもすっかり完走モードに入っていましたので、金井選手には12秒も負けました。
結局2位はキープしました。まあ、来週に向けて良い練習になったし、マシンも本番前に壊れてくれたので、修理できるし・・。良い方に考えましょう!
日曜の朝、蓼科高原は雪がぱらついていました。今年の初雪です。さて、今年のラリーも来週が最後。ここで優勝すればシリーズ3位の可能性も残されています。頑張るぞ!