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全日本ラリー選手権参戦レポート

全日本ラリー選手権参戦レポート2009

全日本ラリー選手権最終戦 吉野ヶ里マウンテンラリー2009

ドライバー参戦レポート

プロローグ

「えっ?燃えたの?」「炎吹いたって?火炎放射器みたいだな・・」「ルノー純正パーツに消火器って書いてない?」・・・・・
屈辱の9月から1ヶ月半が経過しました。クリオ君は、心臓であるエンジンを積み替えてみたところ、これが意外と調子のいいエンジンで。そして火傷痕を隠すようにペイント塗装を施し、傷心だったドライバーも最終戦を楽しみにしていました。そしてその日が迫って来ました。
11月12日木曜日、仕事を昼で抜け出し、大宮から一人首都高へ。幸い都心環状線もそんなに渋滞してないようで、1時間後の13時過ぎには東名高速を走っていました。当初、仕事は15時にしか上がれない予定だったので、佐賀まで自走の覚悟だったのですが、このペースで行けば20時大阪南港のフェリーに乗って眠りながら九州へ行ける・・・目標は20時大阪南港。ま、14時富士川、15時浜名湖、16時四日市、17時京都、18時南港・・余裕だ!
フェリーの案内には、出航1時間前までに手続きを・・・と書かれています。
大阪での1時間をどうやって過ごそうか、と楽しみにしていました。快調に御殿場、富士川、静岡、浜名湖と過ぎて行きます。中部の渋滞のメッカ、岡崎も通過。予定よりちょっと遅い16時に名港ブリッジを渡っていました。鈴鹿辺りの表示板に、「名神高速瀬田事故渋滞2km」あらら、まあ、事故渋滞で2kmなら隣の車線は通れる程度かな?と思い、そのまま新名神を滋賀方面へ。「名神高速瀬田事故渋滞4km」おいおい・・たった数十分で2kmも増えちゃった!通れない??嫌な感じが沸き上がってきました。すでに17時を過ぎました。1620Hzでは、「吹田まで90分かかります」って流れています。吹田から、阪神高速で南港まで30分・・ぎりぎり19時かあ・・・
なんとか渋滞抜けて、京都18時過ぎ通過、吹田18時45分・・フェリー会社に電話して、何時までに着けば乗せてくれるか確認します。「ああ、案内にはそう書いてますけどな、大丈夫です。20~30分前までに来てくれたら乗せますがな・・」さすが大阪のおっちゃん!阪神高速も混んでいたけど、おっちゃんの言葉に勇気づけられて、南港に19時20分に到着。なんとかフェリーに間に合いました。フィ~ッ・・・・
長距離の疲れと、仕事の疲れ、人生の疲れ・・・で21時から爆睡!Zzzzz・・

プロローグ2

金曜日6時半・・船内の「おはようございます、ただ今6時30分、本船は予定通りの航行を続け、現在広島沖を航行中です」という放送で目覚めました。門司港到着は8時なのにもう起こすか!しばらくベッドの中でぐずぐずしていましたが、一大決心の後、廊下へ。朝食を食べ、デッキに出てみました。曇天・・あまりにも重そうな真っ黒な雲が頭上すぐのところを覆っています。そのうちポツポツ・・ウェットかあ。週間天気予報でも金曜日は雨マーク、土曜日は雲/太陽マークだったので、想定内です。でもウェット用のタイヤ無いんですよね・・・レッキリタイヤとか、周囲が大はしゃぎで喜ぶような事態だけは避けたい・・・
「御乗客の皆様。本船は定刻通り8時20分に新門司港着岸の予定です。下船時のご注意を・・・」と船内放送が・・あれ?新門司港8時じゃなかったっけ?久留米まで2時間として、10時受付だから楽勝と思ってたのに。。。1時間40分?しかも着岸後に車両を下船させたりで、1時間ちょっとしか残されないじゃないか!!!!まずい!ナビ姫をホテルまで迎えに行く暇無いぞ!携帯で連絡しようとしましたが、なぜかソフトバンクは圏外・・・孫さん、九州航路なんだからつながるようにしてください! 結局陸に近づいた7時半頃、ナビ姫にメールが飛んだ。「8時かと思ってたら8時20分着岸らしく、間に合わんかも知れんから港までタクシーで来れるか?」返信「がんがる・・」その後ナビ姫は大変な思いをしたらしいが、俺はただぼーっとコーヒーを飲んでいただけなので、ここでは省略。
新門司港でクリオをおろして駐車場で待つこと5分。タクシーに乗ってナビ姫登場。早速ピックアップして高速へ。大学生から19年間住んでいただけに、さすがにこの辺の高速や景色は懐かしいものがありますね。福岡をすぎる頃からまったくの雨・・受付開始時間にはまだ鳥栖JCT。それでもスタート会場には20分遅れの10時20分に到着しました。

レッキ

早速、受付、サービスに荷物おろして、レッキへ。今回は3本の林道を行ったり来たりだけです。まずは一番長い12kmのコース。走り出して思いましたが、九州の林道ってコーナーが長いんですよね。回り込んでるんです。他地区の選手の中には、「九州の林道って嫌なコーナーばっかりだよね・・」って言う人もいるのですが、そんな林道でラリーを始めた私はこれが普通・・・ああ、これまた懐かしい・・・
次に向かったのはギャラリーステージになる2km弱の林道。下りメインで、ギャラリーコーナーは3速で気持ちよくドリフトできそうな下り右コーナー。よ~し、ここはFFでも斜め向けてやるぞ!
ここでお昼休憩です。坂本峠の道の駅に入って、お弁当を広げます。だいぶ雲も高くなり、雨も上がりました。遠くに雲仙や阿蘇が見渡せて、すごく気持ちのよい見晴し台でした。佐賀に行く機会があれば(佐賀に行く機会のある人ってどんな人だろう??)是非寄ると良いですよ。
そして次の7kmのSSも最初の林道と同じような感じの道です。こっちの方が巻き込み具合が強くて、上りも多いのでアベレージは遅めでしょうか・・
さらに初めの12kmの林道の逆走を走ってレッキ終了。
16時過ぎから車検開始。今回もサービスにはシャフトモータースポーツの大桃社長と大桃大意の2名に来ていただきました。すんなり車検パス。この頃から雨が本降りに・・・本当に明日は止むんだろうか??
久留米市内のホテルへチェックイン。夜はホテルの目の前の居酒屋さんで食事。残念ながら途中から記憶が途切れ途切れで・・・おやすみなさい。

ラリー当日

朝、雨は降ってませんが曇天。スタート会場に行くと、なんとファンの方が数名。おひとかたはお子さん連れで、差し入れのお菓子をいただきました。お礼にリス&カバ(我々のトレードマークです)のステッカーを差し上げました。このマシンにしてから、ルノーとかフランス車のファンの方が結構見えるんですよね。うれしいことです。ラリーなんか初めてという方も来られます。この機会にラリーにも興味を持ってください。

SS1  6.87km 舗装
本日最初のSSはまだウェット路面。でも雨は降ってないし、きっとグリップするはず。スタート後、最初のコーナーから右にきつく上りながらダラダラ旋回して行くコーナーです。でもクリオは前回とは比べ物にならないくらい良い加速です。きついコーナーは若干フロントからアウトに出て行こうとしますが、左足ブレーキを使って、インに向けます。すると頭が巻き込むようにインに・・・おお、さすがに軽量マシンは動きが良い!高速コーナーは進入から左足でブレーキング。するとリアがスッと出てくれて、FR??いやMR??的なコーナーリングができます。おお!最近の日本車にはないプレジャードライビング!!しかしマシンの限界がまだわからないので探りながらのコーナーリングです。これ、このまま限界上げて行くと、WRCみたいなドライビングになるのかな??などと考えながら徐々にペースを上げて行きます。ゴール。「ゼッケン11のタイムは?」口をついて出たのは、今年絶好調のJN-3クラスチャンピオン、村瀬選手のゼッケン。まあ、そのタイムと比較したいくらい好調だったとお考えください。「41秒」「えっ?・・・・」我々のタイムは00秒でした。なんとわずか7km弱で19秒も離されてしまったのです。ショックでした。やはり限界を上げて、上げて、WRC並みの走りをしなければ・・・ま、ダート用の足では無理なんだな・・と思い知らされました。でも後で結果を聞いたら、JN3クラス6位。まあまあと言ったところでしょう。
SS2 11.91km 舗装
このSSはさっきのSSより道幅が広く、コーナーもきついコーナーが少ないため、アベレージ速度は上がります。スタート。さっきの続き・・クリオは快調に進みます。加速、コーナーリングとも文句なしで良いです。徐々にコーナーリングスピードが上がって行きます。クリオはきっちり付いてきます。私も頭をインに向けるブレーキングとリアを流すブレーキングを使い分けられるようになってきました。6km地点、「3Lくそ橋!」というナビ姫の下品なペースノートが読まれました。ブレーキング、コーナーリング、その瞬間、ガン!という衝撃が・・あ~あ、くそ橋め!橋の進入に段差があったのです。その後もクリオは何事も無く走ります。とある3速のコーナーを抜けたところで、突然駆動がかからなくなりました。フォーン!エンジンだけが回ります。3速がいかれたと思い、2速に落としてみました。フォーン!同じです。そのうち、カン、カランカラン・・という何かが落ちた音がしました。もはや駆動は全くかからず、惰性のみで走行しています。ドライブシャフトが折れたか・・・前方に路肩が広くなった場所があり、オフィシャルの車が見えました。ラジオポイントです。そのオフィシャルの後ろに停止させ、リタイヤしました。

結局、2戦目もマシントラブルリタイヤという結果になりました。
それにしても早いSSでのリタイヤでした。原因はドライブシャフトではなく、デフの中のホーシンクが折れたようです。春に購入、夏に来たLSD(25万円)がもうダメです。はあ~・・・新品買うお金無いよ・・・

エピローグ

帰りのフェリーでロータスに乗る松本/石田組と一緒になりました。大桃社長を含め、4人(大意はフェリーに乗ったとたんにZzzzzzz・・・)で飲みながら、今後の展開を話し合いました。ロータス嬢もここまで熟成するのに4年を費やしたそうです。クリオ君も2年はかかるのでしょうか?FIAのホモロゲが切れるのが2011年です。あと2年で熟成できないと出場できなくなります。そのためにはお金をかけることも必要なのでしょうね~・・・もっと稼がなきゃ~。だれかスポンサー付いてください。企業は年間10万円ベース、個人は1万円から受け付けてます。名前でも好きな言葉でもなんでも貼りますよ。

ということでわずか5つのSSを経験しただけで2009シーズンは終わりました。来年はダート路面のラリーはポイント係数が高く設定されたので、クリオ君はダートラリーにも参加します。今年感じたことは、マシンの熟成が大事、そのためには時間と費用が必要、クリオは軽量でドライバーの意思にリニアに反応して動く、クリオならいつか勝てる・・でした。また来年もよろしくお願いいたします。

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