ツール・ド・九州 2004

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全日本ラリー選手権参戦レポート

2004全日本ラリー選手権2輪駆動部門参戦レポート

2004年全日本ラリー選手権(2輪駆動部門)第1戦 ツールド九州2004
2004年4月10日(土)~11日(日)
佐賀県東松浦郡七山村周辺約250km(オール舗装路面)

タイムスケジュール:
第1ステージ    第1セクション・・・・10日12時スタート  SS4本
          第2セクション・・・・10日15時半スタート SS5本
        第3セクション・・・・10日18時スタート SS4本
第2ステージ             11日8時スタート  SS4本 
         → 合計SS17本(約50km)
天候:晴れ&曇り(若干小雨)
路面:ドライ

報告

さあ、いよいよ2004年シーズンが始まります。毎年、初戦の前はウキウキ気分と不安な気分が混在しています。まあ、毎年他人と違うマシンを選ぶのがいけないのかな??今年もまだ誰も乗っていないマシン、DC5:ニューインテグラを選択しました。すでにダートトライアル、ジムカーナでは十分優勝可能なマシンに仕上がっていますが、ラリーとなると車重が重いのが不人気で、Bクラスの主力マシンは軽量なDC2の方です。でも!ぜ~ったいパワーのある方が速いぜ!重いったって1200kg。アルテッツァやRX7に乗り歩いてきた私には軽いくらいだよ~ん。それにしても、全日本2輪駆動部門は本当にいろんな車種が出場してきて、しかもみんなに勝つチャンスがある。見てても楽しいよね。もちろん走ってる僕らも楽しいよ。
 さて、例年に漏れず、今年もマシンが出来上がったのが水曜日。その日に船積みで福岡へ。私が初めて乗ったのは博多港から七山村まで。前日のレッキもナビが仕事で来れず、一人でやるはめになりました・・・(**)

初日(第1レグ)

朝5時半に起床、スタート会場に7時過ぎに到着。ああ、眠い・・。ゼッケン貼ったり、タイヤ交換したり、空気圧あわせたり・・で10時。ああ、眠い・・。思わずはずしたタイヤを2本並べて上にゴロン。ああ、意識が遠のいていく~、zzzzzzzz・・・・。「上原さん!上原さん!そろそろ仕度しないと!」 ああ、おはよう、マイハニー。ん?もうスタート?「あれ?ドラミ(ドライバーズミーティング)は?」「もう終わったよ」やべ。でも良く眠れた~。。。(^^)
12時01分、1号車がスタート。我々はゼッケン34号車、12時34分にスタートです。それにしてもBクラス(排気量1400~2000cc)のドライバーのメンツがすごい! 飯泉、森、長岩選手と昨年から3年前のチャンピオンが名を連ね、さらには昨年このラリーで優勝した岡田選手、一昨年優勝した榊選手、さらには四国のベテラン竹下選手、曽根、松尾、駒井、大津といった九州勢の速いところがズラッと揃ってます。

第1セクション
SS1(舗装up&down 約2.3km)

さてさて、DC5はどんな動きをするんでしょう?最初は無理せずマシンと対話しながらどこまで行けるか様子見です。スタート!おお!か、加速が良い!!コーナーリングも思ったより良い!ブレーキングからハンドルを切るとスッと頭がインに入ります。そこからアクセルを踏んでいくとLSDが効いてグングンフロントが引っ張っていきます。でも、リアが出な~い!もうちょっとで気持ち良~く走れるのに~!!タイムは1分56秒6。ベストは地元若手の松尾選手のシビック。わずか2.3kmで3秒も負けてる~!!良~し!思った以上に動きは良さそうだし、もっと行くぞ~!

SS2(鋪装上り 約2.8km:ギャラリーステージ)

毎年使用する林道です。ハッキリ言ってここは苦手。スタート。加速はバッチリ!頭の入りもバッチリ!脱出もバッチリ!ただ・・リアが粘る~!もう一息で最高のマシンなのに~!でもFFらしい走りをすればタイムは出るはず。ギャラリーの前に出たとたん・・FFらしくドアンダー!!!タイヤのスキール音を残しながらDC5はガードレールに向かって進んでいきます。こうなったらFFはグリップを回復するのを待つしかない。「おい!そこは進むべき道ではないぞ!」「こいつ、あほか?」などと思っているとガードレールまであと10cmというとこでグリップ回復。ふいーっっ!そんなにタイムロスではないはずなのに・・ゴールしてみれば、松尾選手に4秒も負けてる!2分19秒2。しかもこの後、さらに榊選手がベストを1秒以上塗り替えてしまった!

SS3(鋪装up&down 約2.3km:SS1と同じ)

「よし!そろそろ攻めるよ~!」「OK!」意識的に明らかにさっきより速いスピードで進入して曲がってみました。おお!曲がる曲がる。このマシン、かなり限界は高い様です。タイムは1分54秒9。さっきより2秒アップ!ベストの駒井選手と同秒コンマ差。良し!勝負になるぞ!結局、ここも榊選手が52秒6を出してベストタイムでした。

SS4(鋪装上り 約2.8km:ギャラリーステージ:SS2と同じ)

さっきの勢いをそのまま、行くぞ~!これまた意識的にハイスピードで・・おお!速いじゃないか!タイムは2分16秒6。2秒6もアップした!でも、でも・・ここは地元の若手が速い。松尾選手は2分13秒3!さらに榊選手は13秒2を出しました!何が違うのかな?

ここで第1セクション終了。ここまで25台中10位。すでに1位榊選手とは13秒7も離れてしまっています。ガッカリ・・(@へ@)

第2セクション
SS5(鋪装up&down 約3.8km:SS2の逆走)

ゼッケン6と8がクラッシュ。通過困難と判断されキャンセルとなりました。

SS6(鋪装up&down 約2.2km)

ここは昨年、飯田選手のDC2を借りて出場した時にクラッシュした林道です。スタート後しばらくきついコーナーが続いた後、突然下り直線200mが出て来ます。ここでDC5は4速全開まで入りました。でもでも!確かこの直線エンドでDC2は「こんなこともできるよ~」ってABS効かせたとこだ!思い出して、相当手前からブレーキング。途中、簡易鋪装。ここの逆走でMR2はスピンしてこの簡易鋪装を後ろ向きに降りたなあ・・などと考えれば考える程、この林道、鬼門や!全体的に消極的な走りになって、タイムは1分58秒2。またまた松尾選手に4秒も負けた!ま、ここは仕方ないか?

SS7(鋪装down&up 約2.8km)

アルテッツァの時からここは結構好きな道。もっとリアが出れば面白いのに~!かなり攻めましたが、後半タイヤがたれて来て、進入からアンダー気味。結局、2分53秒5。ベストはセリカのアキラ選手。2秒負けましたが、松尾選手は同秒。なかなか勝負になって来ました。

SS8(鋪装up&down 約2.8km:SS7の逆走)

かなり気合い入れて攻めました。YES!って感じでゴール。タイムは2分48秒6。それでも松尾シビックに1秒負けました。ここは昨年の勝者、岡田選手がベストタイム、2分46秒5。

SS9(鋪装up&down 約3.8km:SS2の逆走)

先程キャンセルになったSS5と同じです。スタート後しばらく上り。やっぱり前は快調に引っ張るけど後ろがグリップしてくるので脱出でアンダー気味。でも踏め踏め~!行け行け~!ギャラリー前を下るはず・・なのに、ギャラリーいない。。。。。ちょっと拍子抜け。でもDC5は快調に下っていきます。ゴール。タイムは3分19秒8。松尾選手には2秒負け。やっぱり、リアの動きだ!これが解決されれば2秒詰めれるはず!

 ここで第2セクション終了。あれ?岡田号がリタイヤみたいだ。エンジンが壊れたみたいです。強敵が1台減ったのは良いけど、、、、、すでに1位の榊選手とは大きな差が!!!ここまで28.1秒差の7位。

第3セクション

ここから夜のステージに入ります。ここにも大きな落とし穴が・・ニューインテは純正ヘッドライトにHIDが装着されています。これが明るい!しかもアップライトにすれば4灯同時点灯で明るさ倍!少なくとも通常走行ではそうでした・・だから今回はバタバタしていたのもあって、フォグライトは装着無しで来ました

SS10(鋪装up&down 約3.8km:SS2の逆走、SS9と同じ)

スタート地点ではまだうっすら明るかったのが下りに入る頃にはすっかり闇の中。フォグを装着していないインテ。路面はちゃんと見えますが、回りが暗い!ラリードライバーは道の横の木々や草の生え方からも次のコーナーの深さを知るのです。回りが暗いと言うことはそういう情報が少ないと言うこと。ゴールしてみれば、SS9より10秒もタイムダウン!ベストタイムの榊選手に11秒も負けました。はあ~。。。。後悔、後悔。。。

SS11(鋪装up&down 約2.2km:SS6と同じ)

気を取り直して、自分に「見えにくくても、昼間と道が違うわけじゃないんだ!もっと踏め!」と言い聞かせ、気持ちを高揚させスタート。今度は見えにくい所も踏んだよ~!案の定、ロングストレート後のブレーキングではABSが効き(あれ?ABS付きのまま??)焦ったけど、なんとか走り切りました。タイムは1分57秒7。ベストの駒井選手に2秒負けですが、勝負にはなっているかな?

SS12(鋪装down&up 約2.8km:SS7と同じ)

このSSは昼間はそこそこ調子の良かったSS。ところが、スタート後しばらくして、インカムの音が割れるようになり、ナビの声が聞き取れなくなってきました。「3エ・、ニザザエル、ザテンザザザアール・・」「え?聞き取れない。何?」これじゃあ、見えない、聞こえない・・俺はラリー界のヘレンケラーになっちまった!2分58秒1。ベストの榊選手から遅れること6秒。はあ~~~~。。。。。

SS13(鋪装up&down 約2.8km:SS12の逆走、SS8と同じ)

このSSで初日のラリーは終了です。「勝負からはちょっと遠い所に離れてしまってるし・・。明日につながる走りをしつつ無事にゴールまでドライビングしよう・・」普通ならそんなことを考えるのかも。。。しかし我々は仲間内でも「危険なコンビ:イケイケ's」と呼ばれているくらい、状況なんか考えずに全開、全開!を心がけているコンビです。初日の最後だからこそ!全開じゃあ・・・。2分53秒6。SS8の時からは7秒ものタイムダウン。。。。ん?、明日、明日。気持ちの切り替えが早いのも我々の特徴です。

初日終了時点での順位

1位  榊/井手上 DC2インテグラ 29'59"7
2位 松尾/平原  EK4シビック  30'15"4
3位 駒井/塚本  DC2インテグラ 30'22"3
4位 山口/舟木  AE111レビン  30'25"8
5位アキラ/安東  ZZT231セリカ  30'29"2
6位  森/藤綱  ZZT231セリカ  30'39"6
7位 飯泉/石田  DC2インテグラ 30'44"4
8位 上原/飯田  DC5インテグラ 30'46"7
9位 秋山/境   DC2インテグラ 30'47"9
10位 大江/兼田  DC2インテグラ 30'54"0

1~3位がこの辺をホームコースとしている九州勢。4位には昨年から速くなった愛知の山口選手、5位はC-ONEスポーツのセリカに乗るアキラ選手、さらに元チャンピオンが2人。ま、ろくにセッティングしてないマシンではこんな所でしょうか・・・納得。

2日目(第2レグ)

今日はSS4本で競技は終了です。おそらくそんなに差は付かないでしょう。ただ、私たちは上に2秒、下に1秒の僅差。気合いを入れていけば順位の変動も可能か? さあ、頑張るぞ!

SS14(舗装up&down 約2.3km:SS1と同じ)

フロントタイヤをグリップの良いソフトコンパウンドに変えて望んだ最初のSS。おお!初めから食いつきが良い! でも相変わらずリアは出ない!走りはまあまあだったかな?タイムは1分54秒1で松尾選手の0.6秒落ち。ついに1秒を切ったか!満足~。しかし、後ろのゼッケン森選手が1分52秒4という驚異的タイムでベスト!さすが元チャンピオン!

SS15(鋪装上り 約2.8km:ギャラリーステージ:SS2と同じ)

さて、ここも良い走りが出来ますように!スタートしてしばらく良いペースで走行していました。こりゃあここも良いタイムで上がれるかな?と思った次の瞬間!ややきつめの左コーナー。3速全開からのフルブレーキングでした。ABS作動、ブレーキコントロール不能、そのままDC5は山の斜面に真っ直ぐ突っ込んでいきます。『だめだ!』ガッシャ~ン!!右前から山肌にぶつかり、DC5は跳ね返されました。『道の上~!行け!行け!』ナビが叫んでいます。走れるか?ローギアでクラッチをつなぐと、前には出ます。よし、このまま行け! タイロッドでも曲がったのか、加速するとハンドルが左右に激しくブレます。かなり抑えた走りになりました。タイムは2分22秒9。松尾選手のベストからは10秒遅れました。やばい!逆転されたか?

SS16(舗装up&down 約2.3km:SS14と同じ)

SSスタート前に、右ホイールに付着していた泥を丁寧に落としました。見た目にはロワーアームの曲がりなどはなさそうです。行ける所まで行こう!スタートからアクセルを踏み込みました。泥を落としたら、ハンドルのブレは消えたようです。ちゃんと真っ直ぐ進むし・・ステアリングは約10度ほど曲がってるけど・・・。先ほどのクラッシュでかなりアドレナリンが出ています。踏みまくりました。ゴールしてみれば1分52秒9。ベストタイム、ようやくゲット!

SS17(鋪装上り 約2.8km:ギャラリーステージ:SS2と同じ)

最終SSです。ここまで来たら無理は禁物。安全にかつ、大負けしないように走行しました。後半、タイヤがタレて来てアンダーが強くなってしまい、ギャラリーの前を美しく駆け抜けることが出来ませんでした。タイムは2分15秒5。ああ、さっきもここを15秒台で走っていたらなあ・・・。

最終結果

1位  榊/井手上 DC2インテグラ 38'15"7
2位 松尾/平原  EK4シビック  38'27"1
3位 駒井/塚本  DC2インテグラ 38'33"2
4位 山口/舟木  AE111レビン  38'37"9
5位アキラ/安東  ZZT231セリカ  38'46"6
6位  森/藤綱  ZZT231セリカ  38'52"9
7位 飯泉/石田  DC2インテグラ 39'04"0
8位 秋山/境   DC2インテグラ 39'06"9
9位 上原/飯田  DC5インテグラ 39'12"1
10位 大江/兼田  DC2インテグラ 39'14"1

結局、順位が入れ替わったのは私だけ・・・悲しい。そういえば刺さったコーナー、アルテッツァでも2日目に同じコーナーで同じように刺さったっけ。学習能力が・・・無い?

総括

車両製作をお願いしている『シャフトモータースポーツ』さんが火災で一時期営業できなくなり、車両製作がずれ込んでしまったという不可抗力もあり、ぶっつけ本番のラリーでした。まあ、その割には良く走ったと思いますし、その結果、改善すべき問題点がわかって来ました。DC5での次のラリーは6月の四国愛媛です。時間があるので、それまでにセッティングしてFRっぽい動きの出来るFFを作ります。期待しててください。

エピローグ

ラリー終了後、北九州に自走していき、2週間後の宮崎で開催される『ひえつき2004』に借りるEK4シビックのシート合わせをしてきました。まあ、DC5からシートやインターコムやらを移植したのですが・・・。一昨年優勝した時のCJ4Aミラージュに比べると高回転時のパワーはシビックが上な感じです。これまた期待して下さい。
最後になりましたが、今年もサポートをして下さる会社の皆さん、ならびに応援して下さる皆さん。頑張りますので、よろしくお願い致します。
 

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