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全日本ラリー選手権参戦レポート

全日本ラリー選手権参戦レポート2009

全日本ラリー選手権最終戦 吉野ヶ里マウンテンラリー2009

ナビゲーター参戦レポート

イケイケ‘sとして、やっとラリーに復帰したと思ったら、あっという間に終わってしまった前回の新城ラリー。
クリオくんの戦闘能力の高さをなんとなーく感じたところで突然炎上し、リタイヤ・・・という、今ひとつ復帰した気がしないまま復帰1戦目が終わり、そのまま今回の最終戦であります。
・・・今回は佐賀までの長距離遠征だし、たくさん走りたいものであります!(切実な希望)

しかし、出発前に問題発生。
レッキが金曜朝からのため、木曜日が移動日となるのですが、私の仕事が休めなくなったのです(涙)
ちょうど人員が少ないところに、今月突然の人事異動で、うちの拠点から1人減っており、とても誰かに代わってもらうことができない状態。
仕方ないので、上原さんに自走とフェリーで九州上陸してもらい、私は仕事を終えてからばたばたと空港へ移動し、深夜の飛行機で北九州空港へ向かうことに。(北九州空港って、25時着の便とかあるんですね!!便利!!)

翌朝、ホテルからフェリー乗り場まで移動して、ようやく上原さんと合流。
クリオくんと対面し、一路スタート会場へ向かい、レッキを済ませます。

今回の林道は、くねくねしているけれど路面はきれいで、巻き込むコーナーが多いのが特徴。
割とクリオくんに向いてるかな?という印象ですが、レッキ当日雨、そしておそらく、明日の1本目もほぼ確実に、路面はウェットの模様であります。
そして実はクリオくん、レインタイヤがないのであります(照)
一体どうなるんでしょう・・・・・。

そして当日。
ホテルの部屋から空を見ると、なんと青空が出始めています!
もちろん路面はまだウェットでしょうが、雨の中のラリーは辛いものなので、少し気分が上がります。

わーい!晴れ間が!!

しかし、やはり山の方はまだまだ降っているようです。
路面はウェットだとは思っていたけど、もしかしてヘビーウェットなのかしら??
でも大丈夫。ルノーくんにはタイヤのチョイスなんて悩みはないのです。だってレインタイヤないし(笑)

スタート会場へ向かう途中で、大きな虹を発見!!
「おおー、これは幸先いいね!」 と会話するも、この虹は、おそらく他クルーも見ていることでしょう(笑)
そして、振り返ると・・・・不思議な空。

な、何かが起こりそうな・・・

スタート前にて

ギャラリーの皆さんに見送られて、スタート!!

Section1
【SS1:Sazanka 1 6.87km】
さて、まずはいきなり7km近くを走ります。
クネクネと巻き込むようなロングのコーナーが多いSS。さらに今回、新たな読み方が加わりまして・・・。
それは、『くそ橋』 。
どんな橋かと言うと、橋のイン地点にギャップがあって、「そのまま入ると 『くそっ!!』 ということになって、危ないから」 らしいのですが・・・・・。もっと他に言い方ないの(笑)!?
「ねえ、ブリッジインギャップ、とか、そういうのじゃないの?」
「それでもいいけど長いだろ。クソ橋だと、分かりやすいんだよ」
まあいいけど・・・・。
いつももっと長い、「イン草ボウボウ砂石ごろごろ側溝注意」とか言ってるけど・・・。

ということで、今回は乙女の心をちょっと忘れて、思いっきり 『くそ橋!!』 と叫んでみたいと思います(笑)

「では、参りますわよ。ちょっと長いから、最後まで集中していきましょ」
「おう!」
「ここはクネクネ、ロングが多い。キンクスの右側溝と、後半にくそ橋、出てきます」
「りょーかい!!」「はい、10秒前・・・」

3、2、1、スタート!!!

「60、スーパーロング2.5R アンド ロング3L・・・!」
うん、クリオくんはクネクネ道と相性が良い。
タイヤも心配だったけど、むしろ前後バランス良く出て行くので、思ったより危なげもない感じ。
「・・・・50、ロング3Lくそ橋オープン!くそ橋オープン 50! 3R・・・!」
ああ、くそ橋を2回も言ってしまった。
私の乙女ゴコロを犠牲にした甲斐あって、クリオくんはきちんと橋を抜けてゆく。

ここでのタイムは6:00.8。
ベストと思われる村瀬選手のタイムは5:41。ひゃー!速い・・・!!
しかし、いついかなるときもベストタイムを気にする上原さんは、さすがだと思う。そういう気持ちって大事だと思うのです。

さあ、まだラリーは始まったばかり!!次にいくぞー!!

【SS2::Kasasagi-Reverse 1 12.03km】
次のSSは12km。ちょっと長いです。
でもクリオくんともっと良くお互いを知り合うには、これくらいの距離がほしいところ。
「さっきのは、ウェットだったけど思ったより怖くなかったな」
「だね、意外と危なげなかったね」
上原さんは、リヤ駆動だとすぐにマシンと馴染むけれど、フロント駆動だと馴染むまで多少時間がかかる傾向があった。クリオくんとは意外と、あっさりと馴染んだ感じがする。
左ハンドルだし、データも何もないしと、不安定要素が多かった割には、ドライバーとマシンの相性は予想以上にいいように見える。これは楽しみだ。きっとだんだんタイムも上がっていくはず。

・・・・・はず。だったのですが。

「ここは・・・キンクスのエンドと、5R先のビッチ(Ditch)と、コマ図の逆バンクが注意ね」
「うん」
「あと、その先にコーション地点もありますので、読んだらちゃんと落としてね」
「りょーかい」「がんばりましょう!では20秒前・・・10秒前・・・・」

3・・2・・1・・・スタート!!

「30、4R 30、ロング4Rグレーチング 40・・・!」
うん、悪くない。タイムはだんだん上がってきそうな手ごたえがある。
リズムも上がってきて、いい感じ・・・・・と思ったら!

後半の4Lの立ち上がりで、突然「ワゥーン!」と駆動が伝わっていかない、空ぶかしの音がした。
あれ?今、シフトチェンジなんてしてなかったのに・・・なんで突然ギヤ抜けた!?
上原さんも同じように、「あれ?」という感じで3速に入れなおす。「ワゥーン!」
あれ?なんで?もう一度入れてもだめ。そして今度は2速に・・・・。

2速に入れて繋いだ瞬間、ガコン!という音と衝撃が伝わってきた。
だめだ、と思ったのと同時に、ガコンガコン!ガラガラチャリーーン・・・・。
と、ナニカが壊れて次々に落ちてゆく音がして・・・・・パワーが駆動に伝わらなくなった。
そのまま下り坂を惰性で下り、ラジオポイントのある路肩の空き地に入り・・・そのままオフィシャルに、リタイヤ届け提出(涙)。

どこがなぜ壊れたのかは、マシンをシャフトさんに戻して調べないと分かりませんが・・・私たちの佐賀遠征は、わずかSS2の10.5km地点で終わってしまいました。
SSゴールまであと少しだったのに!!

応援してくださった皆様には大変申し訳ない結果となりましたが、クリオくんの能力はなかなか良いと思いますし、上原さんとの相性も良いと感じています。
ちょうどシーズンオフに入りますので、しっかり直して耐久テストも行って、来年こそは、結果を残したいと思います。
どうぞ、イケイケ‘sとクリオくんを、来年も応援よろしくお願いいたします!

傷心の2人。

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