ETCカードの盗難にご注意を!
先日、とあるメールマガジンに、クルマの盗難に遭い一緒にETCカードを盗まれてしまった人のコメントが載っていました。利用されている方はご存知のことと思いますが、ETCは前払い制度を利用するといつどこの料金所を通過したかをインターネット上で確認することができます。それを見ると、盗まれたカードが近くにある高速道路を毎日ほぼ決まった時間に使っているのだとか。
盗まれてすぐにカード会社には連絡したそうですが、ETCカードを止めるのは日本道路公団の管轄で、しかもすぐには止められないとか。警察もアテにならないそうです。
システムの詳細は分かりませんが、特定の番号のカードを使えなくすること自体は簡単なはずです。おそらく使用中止にしてゲートを開かなくしたときに、それに絡む事故を恐れているのではないかと推察しますが、それならそれで通過時に警報音を鳴らし、機械的あるいは人的にナンバーを確認して警察に通報するぐらいの対応ができてもおかしくないと思うのですが…
ETCに限らず、日本はすべからくそうですが、みんな決まりを守って悪さをするヤツはいないという”性善説”に立って物事を進めすぎです。いつの時代にも悪いヤツはいるわけですから、最悪の場合を想定してシステムや決まりごとを作っておかないと、正直者がバカを見ることになります。そういうこと、多いですよね。
なんか、エラそうなことを書いてしまいましたが、インターネットで調べるたびに残高が減っていくのに、自分では何もできなくて、犯人がすぐ近くを平気な顔して走っているのに、どこも何もしてくれない、という状況を考えるとどうにも熱くなってしまいまして…。民営化さればそういった体質も変わるんでしょうか?
とにもかくにも、ETCカードの盗難には十分注意しましょう。
(2004年2月3日)