ワックスを長持ちさせるテクニック
みなさんはボディにワックスやコーティング剤をかけるとき、どのようにしていますか? まずシャンプー洗車をして、下地が荒れているようなら鉄粉と水アカを落として、最後にワックスやコーティング剤をかけておしまい。というのが基本的な流れではないでしょうか。下地がそれほど荒れていなければ、シャンプー洗車だけしてワックスをかけるケースもあるでしょう。
洗車はできるだけ手早く終わらせたいところですが、ワックスやコーティング剤を塗る前にもうひと手間かけることで、ノリや耐久性がグッと上がる方法があるんです。
それは脱脂。シャンプー洗車で落ちなかった古いワックスやコーティング剤を溶剤できれいに落とし、塗装面を完全な素の状態にすることで、ワックスやコーティング剤のノリが良くなり、塗装との密着度も向上して耐久性が上がるんです。水アカクリーナーやコンパウンドをかければ塗装面は素の状態になると思いがちですが、実は成分の一部にシリコーンなどを含んでいる製品が少なからずあり、結構油分が残っているんです。
脱脂に使う溶剤には沢山の種類がありますが、あまり強いと塗装に悪影響を与えますし、例えばブレーキクリーナーのように乾燥が早すぎると作業になりません。その辺を勘案すると塗装時の脱脂に使う「シリコーンオフ」がいいでしょう。シリコーンオフならカー用品店のリペアコーナーで簡単に手に入ります。今度の洗車のときにでもぜひ試してみてください。
(2004年9月4日)