2度あることは3度ある
「マツダロードスターメディア対抗4時間耐久レース」をご存じですか?自動車関連の雑誌やWEB媒体がそれぞれチームを組み、その名の通りマツダロードスターで競う4時間耐久レースで、毎年9月に筑波サーキットで開催されています。
クルマはマツダからの貸出車両。細かなレギュレーションがいろいろありますが、いちばんの特徴は燃料制限のあるところ。ガソリンの使用量は90リッターと決められていて、満タン(50リッター)でスタートし、途中20リッターの給油を2回行うことになります。
この90リッターというのがなかなか絶妙な量。ここ数年、付き合いの長いホリデーオート誌のチームのピットクルーを務めているのですが、昨年、一昨年と2年連続でガス欠の憂き目を見ました。昨年は確か6位ぐらいを走行中にあと2周というところでガス欠になった覚えがあります。
今年はテクトムの「燃費マネージャー」のデータを元に綿密な燃費管理表を作り、ドライバーの編成も変えて真面目に“勝ち”を狙って臨みました。
予選はエースドライバーのタイムが伸び悩み12位に終わりましたが、スタートがドンピシャリと決まってトップグループで1コーナーに。一時はトップも引きました。
ところが、第2ドライバーから第3ドライバーに交代する少し前、突然クルマがピットに滑り込んで来ました。そしてドライバーが「3速が無い!」。ミッショントラブルです。
マツダのスタッフに頼んでミッションを載せ換える案もありましたが、少なくとも1時間はロスします。結局「このまま行けるところまで行こう」ということになり、給油とドライバー交代を済ませてピットアウト。
3速が無い中でドライバーは頑張って周回を刻んでいましたが、第4ドライバー走行中にミッションからの異音が大きくなり、結局ミッショントラブルでリタイヤとなってしまいました。
「3度目の正直」を狙ったはずが「2度あることは3度ある」になってしまいました。なかなかうまく行きませんね。
(2008年10月7日)