軽自動車だから軽油?
ガソリン価格が急騰を続ける中で、今まで見向きもしなかったユーザー層までが利用するようになって来たセルフ式のガソリンスタンド。
以前このコラムで、「燃料タンクキャップを開けるときに静電気の火花が原因でクルマが燃えてしまったケース」を紹介したことがありますが、新しいユーザーが増えたことでまた新たなトラブルが発生しているようです。
先日ニュースサイトで見かけたのが油種の選定ミス。以前からあったミスではあるのですが、最近特に増えているのが軽自動車に軽油を入れてしまうケース。
そう、“軽”自動車だから“軽”油なんです。クルマのことをそれなりに知っている人には冗談にしか聞こえないような話ですが、本当の話なんです。
こんなことで、「わかり難い!」とか「エンジンが壊れた! どうしてくれるんだ!」なんて文句言われたら、セルフスタンドのスタッフもたまったものではありません。
ガソリン車に軽油、あるいはその逆を入れてしまうと、給油口から細いチューブを入れるか、燃料計のセンサーを取り外して燃料を抜き取る必要があり、どエライ手間がかかってしまいます。
エンジンがかけられないので、その場でスタンドに協力してもらって対処するか、キャリアカーに載せてディーラーなり修理工場なりに運ぶ必要があります。
このコラムを読まれている方は心配ないと思いますが、十分注意してくださいね。
(2007年12月4日)