ホイールとナットの関係

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ホイールとナットの関係 

ホイールとホイールナットの接触面がテーパー状(すり鉢状)になっていることは、皆さんご存知だと思います。ホイールの取り付け穴とハブ側のスタッドボルトには数mmのクリアランスがあるので、仮にホイールとホイールナットの接点が平面だとしたら、ホイールが重力で下がった状態、すなわちホイールがハブセンターからズレた状態で固定されてしまいます。あのテーパーは、ホイールをハブの中心に固定するのに重要な役割を果たしているわけです。

ところで、このテーパーの角度に種類があるのをご存知でしたか? 恥ずかしながら私は今の今まで知りませんで、先日取材先でホイールを外したときにたまたま角度の違うナットがついていたこともあって、初めて教えてもらいました。

その方が言うには「だいたい2種類だけど、ホイールメーカーによってはそれ以外の角度にしているケースがあるかもしれない」ということでした。ホイール側とナット側のテーパー角が違うと、本来は面で接触すべきところが線で接触することになり、ホイールに傷がつくだけでなく、何かの拍子にナットが弛み始めると、一気に外れるところまで弛んでしまいます。

専門ショップでホイールの購入から取り付けまでしてもらう場合は、その辺も確認してくれるので問題ありませんが、「友達から買った」あるいは「解体業者や中古ショップで掘り出し物を見つけてきた」というケースでは、手持ちのホイールナットとテーパー角が合わない可能性もあるので、取り付け前に必ず確認しましょう。

(2001年6月30日)

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