セルフ給油にご注意を!

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セルフ給油にご注意を! 

景気後退による「1円でも安く」というユーザーニーズと、コスト削減と話題性によって生き残りを図るスタンド側の意向が合致し、すでに全国で2000店を超えているセルフ式ガソリンスタンド。しかし、店舗数の増加に合わせてトラブルも増えているようで、石油情報センターの調べによると全トラブル中、キャップの付け忘れが37.4%、油種間違いが28.7%、給油機の破損が12.7%、つり銭忘れが9.7%、代金支払い忘れが7.4%、静電気による発火・やけどが0.4%となっています。

キャップの付け忘れや代金に絡むトラブルは個人個人が注意すれば済むことですが、ちょっと怖いのが『静電気による発火・やけど』です。ご存じない方も多いようですが、ガソリンスタンドのスタンドマンが身につけている制服や靴下などは、静電気を帯電しない特殊な素材で作られていますし、スタンドの床に水を撒いているのも静電気の発生を抑えるため。それほど静電気には気を使っているんです。

セルフ式スタンドの場合、給油するのは普通の服を着たユーザー自身ですし、床に水が撒かれているのもあまり見ません。給油するためにクルマを降りて普通にドアを閉めれば、身体に帯電した静電気はなくなるんですが、例えばドアを閉めなかったり、あるいは「パチッ」を嫌がってガラスを押してドアを閉めたりすると、放電しないまま給油キャップを開けることになり、キャップを緩めた瞬間に「シューッ」と出る揮発ガスに引火する可能性があるようです。

折りしも空気が乾燥していて静電気の起きやすいこの季節。セルフ式ガソリンスタンドを利用する際には十分に注意してください。

(2002年12月3日)

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