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コラム

ホイールアライメント調整の実際

みなさんは「ホイールアライメント調整」というのをご存知ですか? クルマ関連のメールマガジンを読まれているぐらいですから、少なくとも名前ぐらいは聞いたことがあるでしょう。ホイールというのは車体に対して真っ直ぐに取り付けられているわけではなく、正面から見ると下側が少し開いた「ハ」の字型になっており、真上から見ると前側が少しつぼまった「ハ」の字型に取り付けられています。こういったいろいろな取り付け角度を総称してホイールアライメントと呼んでいます。

数値にしてみればほんの数ミリとか数度というレベルなのですが、これが狂うとハンドルのセンターがズレたり、ハンドルから手を離したときにクルマが左右どちらかに流れたり、タイヤが偏磨耗したりします。そこで専用の測定装置にかけてホイールアライメントの狂いを検出し、必要に応じて調整するわけですが、実際にはクルマによって調整しようにもできないケースが多々あることをご存知でしょうか?

検出・調整の対象となるホイールアライメントには「トー」、「キャンバー」、「キャスター」、「キングピン角」の4種類あります。トーについては車検の検査項目にもあるのですべてのクルマで調整できるようになっていますが、キャンバーやキャスターの調整機構まで備えたクルマは極端に少なく、私の知っている範囲ではロードスター、RX-7(FD3S)、80系スープラ、30系ソアラ、カプチーノぐらいしかありません。日産車は総じて調整機構が少なく、あのGT-Rでさえトー以外にはリアのキャンバーしか調整できなかったと記憶しています。

それじゃ調整機構のないクルマはどうするのかというと、狂っていることだけ確認してそのままシカトするか、事故車を修復するように修正機を使って直すんです。ホイールアライメント調整を考えられている方は、「その場でサクサクと調整できるとは限らない」ということを頭に入れてショップに相談してみてくださいね。

(2003年5月7日)

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