クルマに過酷なケミカルテスト

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クルマに過酷なケミカルテスト 

 「テスト&レポート」にもよく登場しますからご存知の方もいらっしゃると思いますが、今、私が所有しているクルマは先代エルグランド('01年型)とイスト('02年型)の2台あります。もちろん、基本的には皆さんと同じように気に入ったクルマを購入するわけですが、洗車やメンテナンス、メカニズム関係の記事、パーツやケミカル類のテスト&レポートなどでメシを食っている都合上、自分のクルマを題材にすることが間々ありますから、どうしてもそういった取材や撮影での使いやすさも考えてしまいます。

 ボディカラーもその要素のひとつで、エルグランドは水アカが目立ちやすく、リペアの撮影時にはアラが目立ちにくいといった理由から白に、イストは洗車キズが目立ちやすく、ワックス類のツヤの比較がしやすいことから黒を選びました。

 先日、某出版社から発売される洗車本の仕事をしたのですが、その中であまりメジャーではないワックス/コーティング剤を数種類集めて、ツヤや撥水性をチェックするページがありました。比較対決ページではなかったのですが、同じ条件でないと読者に伝わりにくく私自身も判断しにくいため、同じクルマの同じボディパネルでチェックすることに。使ったのはイストのボンネットでした。

 洗車後、コンパウンドで水アカとすでに塗ってあったコーティング剤を除去してからテスト開始。手順を撮影しながら仕上げたらツヤをチェック&撮影し、続いて霧状に水をかけて撥水性を、バケツで水をかけて排水性をそれぞれチェック&撮影します。これが終わったらコンパウンドでその被膜を削り落とし、水をかけて効果が消えていることを確認してから次の製品をチェック。これを続けて4アイテム繰り返しました。

 最後に塗装面をよ〜く見ると細かいスクラッチキズが無数についていました。時間が押していて被膜を早く落とすことを優先たため、コンパウンド作業が少々荒かったようです。「あ〜あ、やっちゃったぁ…」と思いつつも、「せっかく付いたキズだから、今度キズ消しワックスの効果もテストしよう」と考える私は、やっぱり変でしょうか?

 こんな失敗もありますし、時間の関係で撮影に必要な部分しか作業できないこともよくありますから、やっぱり自分のクルマが都合がいいんです。

(2004年6月3日)

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