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コラム

燃費向上グッズに公取委から排除命令!

先月、燃費向上をうたい文句にした燃料添加剤やハードパーツを販売する19社に対して、公正取引委員会から排除命令が出ました。

公正取引委員会の求めに対して各メーカーが提出した資料が、燃費向上の裏付けとなる合理的な根拠と認められず、今後は燃費向上効果をうたってはいけないことになりました。

排除命令を受けた製品の中には、このメールマガジンのテスト&レポートで採り上げ、それなりの評価をした製品も入っていました。

この類の製品は俗に「オカルトパーツ」などと呼ばれているように、説明書を読んだだけでは「ホントかよ?」と思うアイテムがたくさんあります。事実、マイナスイオンにしても磁力にしても、科学的に裏付けられていない面が多々あります。

しかし、このテスト&レポートでもお伝えしているように、科学的な裏付けが無いからといってすべての製品がまったく効かないかというと、そんなことはありません。否定派にはプラシーボ効果だと断ずる人もいますが、気のせいでは片付けられない客観的なデータを残している製品もあります。

かつて、この類のオカルト系パーツはどちらかというとマニアックなアイテムで、用品ショップの店頭でもあまり目立たないショーウインドーの隅っこにひっそり並べられており、買う側もその怪しさを楽しんでいる面がありました。

今回公正取引委員会に問題視された燃費の向上効果も今に始まったことではなく、昔から「10%、20%アップは当たりまえ〜」的なノリでしたが、買う側もよく心得ていて「条件が良ければ出るんだろうけど、実際の走行条件下ではそんなに上がらない」ことが分っていました。

それがなぜ、ここでいきなり槍玉に上がったのかというと、近年のガソリン価格高騰の中で「燃費向上」といううたい文句が今まで以上に注目を集め、それをストレートに信じた一般ユーザーがドッと購入。うたい文句どおりの効果が得られず、消費者センターなどに相当数の苦情が入ったのではないかと推察しています。

勘違いしている方も多いのではないかと思いますが、取り付けたオカルト系パーツが直接燃費を向上させるわけではありません。取り付けることによって燃焼効率が上がり、同じアクセル開度におけるパワー&トルクが上昇。同じレベルの走りで良ければアクセル開度が少なくて済み、その結果燃費が上がるわけです。

わずかなパワー&トルクアップを敏感に感じ取ってアクセル開度を抑えられるユーザーならば多かれ少なかれ燃費は確実にアップします。しかし大多数のユーザーはそれを感じ取れない、感じ取っても面白がってアクセルを開けてしまい、燃費がほとんど変わらないか逆に落ちてしまうケースもあり、「効かねーじゃん!」となってしまうわけですね。

どんなユーザーにも自然とアクセル開度を抑えさせるためには、かなりのパワー&トルクアップが必要なことがお分かりいただけるでしょう。

今回の排除命令は、そういった現実を説明せずに燃費向上効果をうたってしまったメーカー側にいちばんの原因があることは確かですが、「燃費はアクセルワーク次第」という現実を見ずに取り付けるだけで無条件に燃費が上がると信じ込んでしまったユーザーにも、騒動の原因の一端があると思うのですがいかがでしょう?

(2008年3月6日)

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